ChromeOS Flexを入れる前に必要なもの3つ(初心者向け)

ChromeOS Flexを入れる

あなたの古いノートパソコン、最近ちょっと動作が遅いと感じていませんか?
放置されたままのデスクトップPC、使い道がなくホコリをかぶっていませんか?

そんな「もう使えない」と諦めかけたパソコンが、わずか数ステップで“快適な作業マシン”に生まれ変わるとしたら?

それを実現してくれるのが、Googleが提供する「ChromeOS Flex」です。
従来のWindowsやmacOSと違い、動作が軽く、ウイルスにも強く、数分でセットアップが完了する――そんな夢のようなOSが、完全無料で手に入ります。

しかし、ChromeOS Flexを導入するにはいくつか事前に準備が必要です。
対応デバイスなのかどうか?大切なデータのバックアップは取ったか?インストール用のUSBメモリはあるか?

このブログ記事では、そういった導入前の必須ポイントを、初心者にもわかりやすく、ステップバイステップで解説していきます。
たった1時間の準備で、あなたの古いPCが驚くほどサクサクと動き出すかもしれません。

それではさっそく、再生プロジェクトの第一歩を踏み出しましょう。

対応しているデバイスか確認する方法

ChromeOS Flexを使って、古いパソコンを再活用したいと考えている方も多いのではないでしょうか?しかし、すべてのデバイスがChromeOS Flexに対応しているわけではありません。スムーズにインストールを進めるためには、事前にお使いのPCやMacが対応しているかどうかを確認することが非常に重要です。

公式の対応リストをチェックしよう

まずはGoogleが公開している「ChromeOS Flex 対応デバイス一覧」をチェックしましょう。このリストでは、各メーカー別に正式に検証されたモデルが掲載されています。確認方法はとても簡単で、Googleのサポートページから「Supported Models」を開き、ご自身のデバイスのメーカー名や型番を探すだけです。特に「Certified」と表示されているデバイスは、主要な機能が問題なく動作することが保証されています。

最低システム要件を確認する

対応デバイスのリストに載っていなくても、ChromeOS Flexは基本的なシステム要件を満たしていればインストール可能です。CPUは64ビットのIntelまたはAMD製プロセッサー、RAMは4GB以上、内部ストレージは16GB以上が推奨されています。また、UEFIブートに対応していることも重要なポイントです。

実際にUSBで動作確認してみよう

不安な場合は、ChromeOS FlexをUSBメモリから起動し、実際の使用感を確認してみるのがオススメです。Wi-Fi、タッチパッド、キーボードなどが正常に動くかチェックしましょう。一部の未認定デバイスでも問題なく利用できる場合がありますが、カメラやスリープ機能などに不具合が出る可能性もあります。

古いデバイスに新たな命を吹き込むChromeOS Flex。その第一歩は、あなたのPCが対応しているかを見極めることから始まります。しっかりと確認して、安心して次のステップへ進んでください。

バックアップの重要性と方法

ChromeOS Flexのインストールに取りかかる前に、まず最も重要なステップの一つが「バックアップ」です。インストール作業では、既存のOSやすべてのデータが完全に削除される可能性があります。 万が一に備え、大切なファイルや情報をきちんと保存しておくことで、あとになって後悔せずに済みます。

なぜバックアップが必要なのか

ChromeOS Flexのインストールはシンプルですが、その過程でハードディスクが初期化されるため、一度消えたデータは基本的に復元できません。 大切な写真や書類、仕事のデータなどを失わないためにも、バックアップは必ず行いましょう。また、何らかのトラブルでインストールに失敗しても、バックアップがあればすぐに元の環境に戻すことが可能です。

何をバックアップすればいい?

見落とされがちなのが、日常的に使っているアプリのデータや設定です。「写真」「ドキュメント」「デスクトップ」のファイルはもちろん、ブラウザのブックマークやメールのデータ、パスワード情報も忘れずに保存しておきましょう。使用しているアプリによっては、クラウド同期されていないものもあるので事前に確認が必要です。

おすすめのバックアップ方法

初心者でも簡単にできるのが、GoogleドライブやDropboxなどのクラウドストレージを利用する方法です。インターネット環境があればすぐにファイルへアクセスでき、復元も簡単です。大量のデータがある場合は、外付けHDDやUSBメモリへの手動コピーもおすすめです。 Windowsなら「ファイル履歴」、Macなら「Time Machine」などのバックアップツールを活用するのも良いでしょう。

バックアップ完了後の確認も忘れずに

ただ保存しただけでは安心できません。重要なファイルがすべて含まれているか、実際にファイルを開いて確認することが肝心です。 また、バックアップ先のストレージが壊れていないか、空き容量は十分かもチェックしておきましょう。ここで一手間かけることで、インストール後のトラブルを未然に防ぐことができます。

インストールメディア(USBメモリ)の準備

ChromeOS Flexを試すためには、まずインストールメディアとなるUSBメモリを用意する必要があります。このUSBメモリは、ChromeOS Flexを実際にインストールする際の“キー”となる存在です。 作成自体はそれほど難しいものではありませんが、あらかじめUSBメモリの仕様や使用するツールをしっかり確認しておくことで、スムーズに準備が進みます。

必要なUSBメモリの条件

USBメモリは最低でも8GB以上の容量が推奨されています。できることならUSB 3.0に対応したものを選ぶと、作成や起動のスピードが格段に速くなり、全体の作業効率が上がります。また、USBメモリの中身はすべて削除されるので、事前にデータのバックアップを取っておきましょう。新品または空のUSBメモリを使うのがベストです。

Chromebook リカバリユーティリティをインストール

USBメモリにChromeOS Flexを入れるには、Google公式の「Chromebook リカバリユーティリティ」という拡張機能を使います。これはChromeブラウザ上で動作し、WindowsやMacでも利用可能です。
Chromeウェブストアで「Chromebook リカバリユーティリティ」と検索し、インストールするだけ。インストール後は、ブラウザの拡張機能一覧からすぐに起動できます。

ブート用USBの作成手順

ユーティリティを起動したら、「開始」ボタンをクリックし、「ChromeOS Flex(Developer-Unstable)」を選択。機種選択やバージョンに迷ったら「Google ChromeOS Flex」→「ChromeOS Flex」を選びましょう。その後、用意したUSBメモリを挿し込み、画面の指示通りに進めるだけです。作業時間はインターネット速度にもよりますが、10分〜20分程度が目安です。

作成後は必ず起動確認を

USBへの書き込みが完了したら、一度そのUSBを使ってPCを起動してみましょう。問題なくChromeOS Flexが立ち上がれば、成功です。もしエラーが出る場合は、別のUSBメモリに取り替える、もしくは再作成を試みてください。

インストールメディアの準備は、トラブルなく先に進むための最初の一歩。しっかりポイントを押さえておきましょう。

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